こんにちは、東京都町田市の『町田コンディショニングジム健介』(@Kengym_Machida)です。
少しずつ暖かくなってきて動きやすさも出てきましたね。
しかし季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期でもあります。
時期的なものでの体調の変化もありますが、あなたは体の不調などを歳のせいにしてしまっていませんか?
若い頃に比べ、思うように体が動かなくなってくると、どうしても歳のせいにしてしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、その「歳だから…」というのが、単なる思い込みだとしたら?
その思い込みのせいで、本当は動くのに動かなくなってしまっているだけだとしたら?
もしそうだとしたら、気持ちが下がっていたところに希望の光が見えてきませんか?
今回はその「思い込み」をうまく活用して、筋トレの効果をUPしていこうというお話しです。
【本記事の内容】
①筋トレのジャマになる?「思い込み」のチカラ
②思い込みのチカラは絶大!プラシーボ効果
③「思い込み」が持つ科学的メカニズム
④思い込みのチカラを筋トレに応用した結果…
⑤まとめ
【ケンスケ @cg_kensuke】が書きました。
・東京都町田市で怪我予防やパフォーマンスアップのコスパ最強ジム経営。
・ジム経営の傍ら、YouTubeとブログで情報発信中。
筋トレのジャマになる?「思い込み」のチカラ【年齢も】
あなたは
「体が動かなくなってくるのは歳だから…」
「筋肉がつきにくいのは歳だから…」
と、年齢のせいにしてしまって、健康になることを諦めていませんか?
もしそうなら、これほどもったいないことはありません!
というのも「体が動かなくなってくるのは歳だから…」「筋肉がつきにくいのは歳だから…」というのは単なる思い込みだからです!
いやいや実際に動かないし!
という声も聞こえてきそうですが、そもそも「思い込み」とはなんなのでしょうか。
思い込みという言葉を辞書で調べてみると、
「深く信じこむこと。また、固く心に決めること。」と書かれています。
つまりあなたは、「体が動かなくなってくるのは歳だから…」「筋肉がつきにくいのは歳だから…」と深く信じこんでしまっていたり、固く決め込んでしまっていたりしているのです。
その結果、もっと動くはずの筋肉や関節に制限をかけていたり、もっと健康になれる可能性だったりを、せばめてしまっているかもしれません。
そう言われても、思い込みで体が動くようになるなんて、なかなか信じられませんよね?
では、思い込みの効果がどれだけ大きいものなのかお話ししていきます。
筋トレで思い込みの効果は絶大!プラシーボ効果
思い込みのチカラを説明するために欠かせないのが、プラシーボ効果(プラセボ効果、偽薬効果)です。これは医療用語なのですが、知っている方も多いかもしれません。
そのプラシーボ効果を証明する実験にこのようなものがありました。
ある医師が薬のような見た目の薬の効果のないお菓子(ラムネなど、以下シュガーピル呼びます)を、患者さんに「これはよく効く薬です」と言って渡しました。
患者さんはその何の効果もないシュガーピルとは知らず「これはよく効く薬なのか!」と思って服用しました。
その結果、痛み・不眠・下痢などに特に効果を発揮し、このシュガーピルを飲んだ人の約30%に鎮痛効果があったという報告があります。
また、ダーミー手術の実験というものもあります。
これは、背骨の骨折などで手術が必要な患者さんの中から、コンピューターがランダムで実際の手術をするか、手術のマネをするか決めます。
手術のマネというのは、患者さんには手術のマネとは知らせず「今から手術を始めます」など実際の手術のような会話と演技だけで医療行為は何もしないというものです。
この実験の結果、ダミーの手術を受けた患者さんたちも実際に手術を受けた患者さんと同じように回復が見られたそうです。
効果のないシュガーピル、医療行為を何もしない手術に効果が発揮されたという事実、すごくないですか?
まだまだ信じられず「いやいや思い込んだだけで変わるなら、とっくにそうしているよ」という声が聞こえてきそうですが(笑)
この「思い込み」は、2016年7月に『nature medicine』という学術誌に論文が掲載されるくらいしっかりと研究がされているのです。
「思い込み」が持つ科学的メカニズム【筋トレに活きる】【ノーシーボ効果】
「思い込みで変わるの?」と信じきれていないあなた、これならどうでしょう?
イスラエル工科大学のベン・シャナン博士らがマウスを使ってこの「思い込み」の実験をしていました。詳しい実験内容はここでは省略しますが、その実験の結果から「プラシーボ効果」≒「思い込み」は、脳の報酬中枢に関係があるということが分かりました。
この報酬中枢は脳の側坐核(そくざかく)という部分にあり、神経系のひとつです。
報酬中枢の神経はどんな時に活性化されるかというと、
欲求が満たされた時
欲求が満たされるなど期待する気持ちがある時
このような時に報酬中枢は活性化し効果を発揮するのです。
つまり、シュガーピルで薬のような効果がでたのは
「この薬(シュガーピル)を飲めば病気が治る」ということを期待した結果、報酬中枢が活性化し、それが免疫力を上げで薬のような効果を発揮した、ということになります。
また逆に、がんではない男性が間違ってがんと診断されてしまい、具合が悪くなって実際に亡くなってしまったという事例もあります。
このように、良くない作用があると信じ込むことによってその作用が強くでてしまうことをノーシーボ効果(ノセボ効果)といます。
あなたが口にしている「歳だから…」という言葉はまさに、ノーシーボ効果だと思いませんか?つまり、自分で自分の可能性を閉じ込めてしまっているのです。
ノーシーボ効果で「体が動かなくなってくるのは歳だから…」「筋肉がつきにくいのは歳だから…」と思い込みのチカラをネガティブな方に向けてしまってはもったいないと思いませんか?どうせなら良い方向に思い込みたいものです!
では、この良い結果をもたらすプラシーボ効果を、筋トレに応用することはできないのでしょうか?
思い込みのチカラを筋トレに応用した結果…
では、このすごい効果を持つ思い込みのチカラですが、この思い込みを筋トレに応用するには、どうしたらいいのでしょうか?
実際にあった実験では、運動前に
「このドリンクはエネルギーを上げ、筋肉を強化するドリンクだ。それによって運動能力は上がりパフォーマンスも向上するよ」
と言われ渡された“ただの水”を飲みながら運動をした結果
・持続力27%UP
・体力の回復時間も10%UP
したという結果もあるそうです。
つまり、トレーニングを始める前に「この水を飲むと健康になる!筋肉もしっかりつく!」と自分で思い込みながら行うと、筋トレ効率UPも期待できるということです。
またシュガーピルや水などを使わずにおこなうこともできます。
なので、「歳だから動かない・・・」ではなく、
「以前は動いていたんだから動く!しっかりこの筋力をつけて元気な生活を取り戻すんだ!」と強く願いトレーニングをすることが大事です。
まだまだ「本当に?」と思うのであれば、お金もモノも準備も必要ないので、ひとまず騙されたと思って試してみてください。
まとめ
あなたが「歳だから…」と諦めてしまっていたことは、強い思い込みから生まれていることなのかもしれません。
ひとまずその頑固な思い込みを、ポジティブ変換して「できる!」にしてみてください。
健ジムでは他のジムにはない特別なマシンを揃えています。
その特別なマシンを使って、杖がないと歩けなかった方が杖を使わずに歩けるようになったり、肩が上がらなくて洗濯物も干せなかった方が、痛みなくスムーズに肩が上がるようになったりしています。
大事なことはまず強く願うこと、そして正しい努力を継続することです。
「歳だからだめだ…」
「これは治らない…」
と思ってしまっていたら、まずは一度、健ジムまで無料体験にお越しください。
私と相談しながら、その思い込みとともに一緒に改善していきましょう!
コメント