認知症発症を予防!運動習慣との関係性は?

認知症と運動 健康寿命
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超高齢化社会に突入した日本において増え続けている病気である認知症。近年は認知症外来が作られたり、認知症になる前段階からの治療が推奨されたりと、認知症への医療が進んでいます。

ですが、認知症は運動習慣によって予防ができるかもしれないという病気であることをご存知ですか?

今回は認知症発症と運動習慣との関係性についてご説明します。

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町田コンディショニングジム健介

認知症ってどんな病気?運動習慣との関係は?

認知症と運動習慣との関係をご紹介する前にまずは認知症について解説していきます。

認知症はただ“忘れる”病気ではない

認知症とは「正常であった記憶や思考などの能力が脳の病気や障害の為に低下していく障害」と定義されており、日本では現在85歳以上では4人に1人が認知症と言われています。

近年では65歳以上の認知症患者も増えており推計で240万人ほどといわれています。

認知症の主症状は多くの方がご存知である“物忘れ”です。

ですが、例えば、物忘れをしたとしても途中で思い出す、あるいは、行動の内容は忘れてしまったけれど行動をしたことは覚えていればそれは認知症ではなく、加齢に伴う健康的な物忘れと言えます。

例えば、朝ご飯を食べたことは覚えているけれど朝ごはんのメニューを忘れてしまったという場合には、加齢に伴う物忘れであり、朝ご飯を食べたことすら忘れているという場合は、認知症が疑われます。

また、認知症の方は物忘れが激しくなってきているため自分が認知症かもという自覚がほぼないといわれています。

また、物忘れだけでなく人格が変わるといわれており、怒りっぽくなった、何事にも無関心になったという場合にも認知症であることが疑われます。

認知症を発症することで日常生活や社会生活への制限も出てくることとなり、高齢者にとっては以前もご紹介した健康寿命に多大なる影響を及ぼす可能性のある病気と言えるのです。

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認知症と運動習慣には関係があった!

近年、認知症は治療ではなく発症前の予防に注目が集まっています。

その中でも近年注目されているのが認知症と運動習慣の関係であり、多くの研究がなされています。

認知症と運動習慣にはどのような関係があるのでしょうか。

運動習慣によって脳に大切な物質が増える

アセチルコリンという物質をご存知でしょうか?

この物質は、脳の働きに欠かせない神経物質です。また、脳の血流を増加させる作用もあるといわれています。

とある研究によると運動をすることによってこの物質の働きを高めることが分かっています。

そのため、運動習慣があることで認知症の発症を防ぐことができるのではと考えられています。

特に注目したいのが認知症予備軍

認知症

MCIという言葉をご存知でしょうか。

MCIとは認知症ではないものの年齢相応より認知機能が低下している方を指し、将来の認知症予備軍と危惧されています。

幅は広いものの高齢者の5~40%がこのMCIではないかと言われています。

MCIは認知症の予備軍ではありますがまだ認知症の段階には至っていません。

認知症となってしまうと記憶力を回復させたり認知症を完治させたりということは困難ですが、MCIの場合は、記憶力を回復させ、認知症にならないように予防をすることができます。

このMCIの段階の方が認知症予防できるのが運動習慣であるといわれています。

実際に行われた調査によると31~44%の人が運動習慣を取り入れてから認知機能が回復したという報告があり、2年追跡した調査においてもその認知力は維持されているという結果が出ています。

ですので、まだ認知症にまで至っていないものの最近物忘れが激しくなってきたという方は早めに運動習慣を生活に取り入れられることをおすすめしています。

運動習慣による認知症回避の報告は多数

認知症と運動

運動習慣によって認知症を回避できたという報告はさまざまな研究で報告が上がっています。

週3回の運動習慣がある方は運動習慣が全くない方に比べて認知症になる確率は2分の1程度という報告もあります。

また、持病がある等で運動を行うことが難しいという方でもストレッチをしたり身体の関節を動かしたり、日常生活で少しでも体を使うことを意識して生活されただけでも認知機能の維持向上が期待できると考えられています。

運動というと体に負荷がかかるくらい体を動かさなければならないと考え、もともと運動が苦手だった方にとっては躊躇されるかもしれませんが、そんな大きな運動ではなく、日常生活で行える程度に体を動かすなどでも十分に認知症発症の抑制効果は期待できるので、どなたでも無理なくチャレンジしていただけるのではないでしょうか。

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認知症予防となる運動とは

認知症予防

それでは、認知症の予防につながるにはどのような運動をすればよいのか、ここでは、3つの運動についてご紹介します。

ウォーキング

認知症の予防だけでなく生活習慣病の予防や寝たきりの予防などさまざまな予防効果が挙げられるのがウォーキングです。

70~80歳の女性の認知機能テストの成績と日頃の運動習慣の関係を調べた研究によると日頃よく歩く方は認知機能テストの成績が非常によく、1日15分歩くという方は、特にテストの成績が良いという報告があります。

歩くときは視線を落としすぎないように気を付けましょう。

普段よりも大きな歩幅を意識して歩くと効果的です。この姿勢で息が上がらない程度に継続して歩き続けられると認知症の予防に効果のあるウォーキングが行えます。

コグニサイズ

あまり聞きなれない言葉であるコグニサイズ。

コグニサイズとは認知を意味するコグニションと、運動を意味するエクササイズを組み合わせた造語です。

エクササイズを行いながらコグニション課題を同時に行うことで脳と身体の機能を向上させる効果があるといわれています。

コグニサイズにはさまざまなプログラムがありますが、最もかんたんにできてベーシックなものをご紹介します。

1つは、一定のリズムで足踏みをして3の倍数になったら手をたたくというものです。

もう1つは右足前、左足前、右足横、左足横の順にステップを踏みながらこちらも3の倍数になったら手をたたくというものです。

慣れてきたらステップを早くしたり、仲間と挑戦したりしていきます。他にもいろいろなプログラムがあるため興味のある方はぜひ調べてみてください。

筋トレ

運動 筋トレ

筋トレと聞くと、ご高齢の方ではかなりハードなものを想像されるかもしれませんが、認知症予防のための筋トレは転倒などによる骨折を防ぐなど高齢者の筋力低下を予防するためのものがほとんどです。

ですが、筋トレによって認知機能が改善できたという報告があり、まさに脳と身体を鍛える一石二鳥な運動と言えます。

転倒予防のためもあり、下肢の筋力トレーニングを中心に行います。

正しい動作、正しい負荷、正しいトレーニングを行うためにも、身体機能向上するトレーニングを方法を熟知した鍛錬マシン取り扱いジムに通われることをお勧めさせていただいております。

1人じゃ続かない…正しい筋トレを行いたい方は鍛錬ジム、健ジムのご活用を

運動習慣と認知症の発症にはさまざまな研究でも因果関係が報告されており、健康寿命を維持したいという方には運動習慣をぜひつけていただきたいものです。

また、認知症は運動習慣だけでなく知的活動や社会参加の促進、社会的ネットワークを活用することも予防として重要であると考えられています。

健ジムでスタッフと関わることも認知症の予防のお役に立てるものと考えています。

健ジムで、スタッフや地域の方々と楽しく運動し認知症の発症を予防していきましょう!

東京都町田市や神奈川県相模原市近隣にお住まいの方は、是非、わたしが経営します町田コンディショニングジム健介へお越しください(^^)/

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